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新車と中古車どっちがいい?メリットを比較して、自分に合った車を選ぼう

新車 中古車

自動車を選ぶ際の最初の分かれ道として決断を迫られるのが「新車か、それとも中古車か」というものです。どちらを選ぶと気分よく運転できるのか、どちらがお得なのかがわからず、なかなか選びきれないという人も多いはずです。

そこで今回は、双方のメリットの比較を交えながら、個々の事情や理想に合わせてどちらを選ぶとよいのかをお伝えします。

どちらのタイプを選べばよりドライブを楽しめるのか、そして決め手としてチェックすべきポイントは何なのかという点も含めて、詳しく解説していきましょう。

新車と中古車、どちらを選ぶべき?

新車と中古車のどちらを選ぶべきなのか、結論は一概にお伝えできません。それぞれにメリットと注意点があるため、購入する人によっておすすめするタイプが異なるからです。

まずは新車・中古車を選ぶ際、最初に知っておくべきことを2点お伝えします。

「メリット」「注意点」を比較して自分に合ったほうを選ぶ

双方にメリットと注意点があるので、それを比較していくと、新車にこだわっていた人が「自分には中古車のほうが合っているかもしれない」と思うかもしれませんし、その逆もあり得るのです。

この記事で双方のメリット・注意点を詳しく解説するので、細かくチェックしたうえで自分に合ったほうを選びましょう。

購入されているのは中古車のほうが多い!

「一般社団法人日本自動車販売協会連合会」をもとに、2020年の新車登録車数と中古車登録車数を比較してみます。すると、以下のように中古車のほうが多く購入されていることがわかりました。

【2020年の新車・中古車登録車数】
新車 2,880,527台
中古車 3,831,028台

このデータによると、中古車のほうが約100万台も多く売れています。個人所有でない車も含まれるため目安に過ぎませんが、中古車を購入するという決断を下す人が多数派を占めるという事実があることは確かです。

中古車と比較:新車を購入するメリット

まずは中古車との比較を交えながら、新車を購入するメリットをご紹介します。新車ならではの強みが何なのかを知り、これらの点を譲れないのであれば、新車の購入を優先しましょう。

「新品」の車に乗れる

中古車にも人手に渡っていない「新古車」がありますが、完全な形の「新品」に乗れるのは新車だけの特権です。誰にも使われたことのない車にこだわりたいという方は、迷わずに新車の購入を決断しましょう。

好みのボディーカラーやオプションに決められる

中古車の場合、自分が希望している車種を見つけられても、ボディーカラーやオプションは限定されることがほとんどです。一方、新車の場合は自分の好きな色・オプションを指定できるので、妥協せずに好みの車を購入できます。

メーカー保証がつく

中古車の保証とメーカー保証では内容が異なります。中古車販売店によって保障内容に大きな差が出るため、中古車を購入する際は注意が必要です。安心・信頼できるメーカー保証ありの車なら、アウトドアなどのシーンにも積極的にお出かけしやすいでしょう。

エコカー減税対象車が多い

新車は最新の現行モデルを購入できるため、エコカー減税対象車がズラリと並んでいます。車種によっては巨額の減税を受けられ、さらに地球環境にやさしい車に乗れることもメリットです。

ただし、中古市場にもEV車やハイブリッド車、クリーンディーゼル車といったエコカー減税対象車が増えてきました。中古市場への流通台数が多い車種を把握することで、より減税の内容に優れた新車を優先して購入すると得をしやすくなります。

リセールバリューが高くなりやすい

リセールバリューとは「再販価格」を示す言葉です。

買った車にしばらく乗ったあと、中古車として売却したいという場合、リセールバリューが高くなりやすい車を選んだほうがお得です。新車なら最新の現行モデルを購入でき、走行距離もゼロからスタートするので、乗り方によっては高いリセールバリューに期待できます。

新車と比較:中古車を購入するメリット

今度は視点を変えて、中古車のメリットを新車と比較しつつチェックしましょう。先ほど紹介したように、2020年度は新車以上に中古車が売れたことは事実です。

たくさんの人が「中古車を買う」という決断を下している理由はどこにあるのか、4つの項目にまとめて解説しましょう。

購入費用を抑えられる可能性が高い

一般論として、中古車の値段は新車の値段を下回ります。同じ車種を選択する場合でも、中古車のほうがコストの低い確率が上昇し、より経済的に好きな車を持てるはずです。また、新車では手が出ないような価格の車種でも、中古車なら予算内で購入できるかもしれません。

納車までが早い

人気車種の場合、納車まで数ヶ月~1年程度は待たなければなりません。中古車は目の前にある車をすぐに購入できるため、納車までにかかる期間を大幅に短縮できます。ただし、車種の人気度合いによっては新車価格を上回る販売価格が付くこともあるため、念のため注意しておきましょう。

気兼ねなく使える

新車ということを妙に意識してしまい、神経質な使い方になってしまう人も多くいます。

中古車なら価格も安く、すでに誰かが使っている車なので、気兼ねなく乗り回せます。免許を取得したばかりで運転にあまり自信を持てないという人も、ドライバーとしてのキャリアをスタートさせる際は中古車を選択すると街に出やすいでしょう。

希少車など掘り出しものを発見できる可能性がある

2021年現在、もう新車としては手に入らないようなレアな車が、中古車として出回るパターンがあります。小さいころに憧れていた車を掘り出しものとして見つけられる可能性があるので、メーカー生産が終了した車種を探しているという人も中古車に注目しましょう。

新車はこんな人におすすめ

続いて、双方のタイプがどんな人におすすめなのかをチェックします。まずは、新車を選んだほうがメリットを感じやすい人はどんな人なのか、4つの項目にわけて解説しましょう。

予算に余裕がある

新車は誰にも乗られていない最新型の車という都合上、中古車よりも値段が高いことが普通です。予算に余裕があり、割安さよりも劣化していない車を優先したい人や、きれいな状態の車に乗りたい人は、新車のほうが気分よくドライブできるでしょう。

最新技術に魅力を感じる

最新モデルの車を手に入れたいという場合は、新車を選ぶと確実です。ディーラーが取り扱っている車は原則としてすべて現行モデルなので、間違って旧型を買う心配がなく、最新技術を搭載した車に乗りたいという人に向いています。

3年以内など短期間で買い替える予定がある

3年を目安に、短期間で買い替える予定がある人にも新車がおすすめです。年式が新しく、あまり走行していない車はリセールバリューが高くなりやすく、中古車として高値で売却できる可能性が高いです。

5年近く乗る場合は、リセールバリューを判断基準に!

5年前後乗ってから売却する予定があるという場合は、リセールバリューを判断基準にしましょう。以下のポイントを満たした車なら、新車でも中古車でもリセールバリューが高くなりがちです。

      【リセールバリューが高い車の特徴】

    • 白や黒などの定番カラー
    • 販売台数が多い人気車種
    • グレードの高い車

中古車はこんな人におすすめ

新車ではなく、あえて中古車を選んだほうがお得な人もいます。以下の4項目に該当する人やこれらのポイントに魅力を感じる人は、中古車に狙いを定めましょう。

それぞれの項目を詳しくご紹介します。

費用を抑えて車を購入したい

中古車は新車と比べて価格が安く、リーズナブルに購入できます。できるだけ費用を抑えて車を購入したいという人は、中古車を選ぶとよいでしょう。浮いたお金を使ってカスタムしたり、別の買い物にお金を使ったりといった選択もしやすくなります。

汚れや傷を気にしたくない

物はいつか壊れたり、傷が付いたりしてしまうものです。あまりにも神経質な人の場合、新車を傷付けるのが怖くて運転を楽しめなくなってしまうでしょう。汚れや傷を気にせず思い切り運転したいという人は、むしろ新車よりも乗り回せる中古車を選んだほうがお得です。

カスタムしたい

車をカスタムしたいという場合、新車を購入すると、新品のパーツを取り外すことになるため無駄が生じます。中古車ならそのような無駄を気にせずにカスタムできるので、より経済的といえるでしょう。

前述したように、新車を購入したつもりになって、中古車との差額分をカスタムパーツの購入費にも充てられます。

現行車以外の車に興味がある

現行車以外の車を購入できることは、中古車を選ぶ人だけに与えられた特権です。小さいころから憧れていた車や、普通の人とは違った独特な車を探しているという場合は、中古車市場に目を向けてみましょう。

レトロな雰囲気のある車から、希少価値が付いたスポーツカーまで、あらゆる年代・タイプの車種を購入できるチャンスが広がります。

中古車を購入するなら!確認したい4つのポイント

続いて、中古車を購入する際に確認しておくべき4つのポイントを解説します。中古車にはメリットがある一方で、中古車独特の注意点があることを把握しておきましょう。

これらの点を知ったうえで中古車選びを行えば、本当に価値のある中古車を選びやすくなりますよ。

走行距離

自動車の劣化の度合いは、走行距離で決まると言っても過言ではありません。走行距離が多い中古車ほど安く、少ない中古車ほど高く売られているので、「多少、走行距離が多くても、安く買える中古車のほうがいい」と感じる人がいるのは当然でしょう。

ただし、走行距離が10万キロを超えている中古車の場合、あらゆるパーツが限界に近い状態まで劣化していると考えるべきです。購入後にメンテナンスが必要な場合や、故障によって修理が必要になった場合はその都度コストがかかるので、走行距離が多すぎる中古車は避けたほうが無難です。

車検の残り期間

車検の残り期間のある中古車を選んだほうがお得です。車検切れ間近の中古車の場合、購入後は自分自身で車検を通さなければなりません。車検には数万円の費用がかかるため、思いがけず余計なお金を使う羽目になることに注意しましょう。

金銭面だけではなく、車検には手間がかかりますし、一時的とはいえ車に乗れない期間も生まれてしまいます。せっかく買った車を自由に乗り回せないこともストレスになるので、車検残の長い中古車を優先して購入しましょう。

保証内容

中古車の保証内容はメーカー保証とは異なります。保証を付けるのは原則として中古車販売店なので、利用するお店によって保証内容が異なることにも注意しなければなりません。

とくに注目したいポイントは、購入から一定期間は点検・修理に無料で対応してくれるかどうか、そして幅広い範囲の保障に対応しているかどうかです。保証箇所が少ない保険の場合、壊れたパーツや内容によっては保証対象外とされ、全額自己負担で修理を依頼する必要が生じます。

リセールバリュー

最後にチェックすべきなのは、先ほどもお伝えしたリセールバリューです。中古車を購入する場合、購入した時点で新車よりも価値が落ちていることが普通です。査定基準として重要な「走行距離」も次回売却時までにさらに加算されるため、リセールの際の価値がゼロに等しくなるかもしれません。

しかし、リセールバリューの高い中古車を選べば、今回購入する自動車を将来的に売却する際も、高額で売却できる確率が上がります。車種に対して強いこだわりがなければ、販売台数が多いもの、定番カラーで需要が高いもの、そして少しでもグレードが高いものや特別仕様車を購入しましょう。

まとめ

新車と中古車にはそれぞれ異なるメリットと注意点があり、どちらがおすすめかは一概に言えません。より多くのメリットを感じられるタイプを選ぶことで、本当に価値を感じられる車に巡り合えるでしょう。なお、中古車を購入する場合は、リセールバリューの高さに注目することが非常に大きなポイントです。

「グローバルネット」では、リセールバリューの高い中古車を専門的に取り扱い中です。また、カスタムカーを含めた中古車の買い取りにも力を入れています。中古車をお求めの場合も、中古車のリセールを希望される場合も、ぜひグローバルネットにご依頼・ご注文くださいませ。

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