車の外観を大きく変えられるパーツといえばホイールです。ホイールにはたくさんの種類があるので、愛車にはどんなホイールが似合うのか、カスタムの内容に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ホイールの種類を素材・構造・デザイン別に総まとめでご紹介します。
ホイールの種類で車の印象は大きく変わる!
ホイールの種類は多種多様です。デザインから素材、構造に至るまでさまざまなので、ホイールを変更するだけで車の印象は大きく変わりますよ。
どちらかといえば、純正品は控えめで大人しいデザインの物が多いので、個性的な車を持ちたいという方はホイールのカスタムを検討してみましょう。
【素材で見る】車のホイールの種類
ホイールに使われる素材は大きくわけて4種類です。それぞれの特徴を細かくチェックしていきましょう。
スチール製ホイール
純正ホイールに多く使われる素材がスチールです。安価で製造でき、耐久性が高いことがメリットですが、重くなりがちなことや熱の放出が苦手なことがデメリットです。
カーボン製ホイール
スチール製と比較してとても軽く、それでいて強度に優れています。デメリットは高価なことで、ポルシェなどの高級車に採用されることが多い素材です。
アルミ製ホイール
アルミニウムで作られているアルミ製ホイールは加工がしやすく、個性的なデザインのホイールを見つけやすいことがメリットです。おしゃれを追及できますが、スチール製と比べて割高です。
アルミ製ホイールの製法は「鋳造」と「鍛造」にわかれるので、双方の違いにも触れておきましょう。
鋳造(ちゅうぞう)
鋳型と呼ばれる型に溶かした金属を流し、固めてホイールを作り出す製法です。大量生産が可能ということもあり、アルミ製ホイールの大半が鋳造で作られています。
鍛造(たんぞう)
金属を大まかなホイール状に整えたうえで、金属を叩きながら成型する製法です。鋳造と比べて強度が上がりますが、大量生産ができず、高額になりやすいことが特徴です。
マグネシウム製ホイール
これまでにご紹介してきた素材の中で最も軽い「マグネシウム合金」を原料とするため、計量性に優れています。
強度よりもスピードを重視するスポーツカーに採用されることが多く、一般車にはあまり使われません。
【構造で見る】車のホイールの種類
ホイールの構造は3種類です。それぞれ使用するパーツの数が違い、特徴も異なるので、その内容を順番に見ていきましょう。
1ピースホイール
リムとディスクが一体型になった構造が1ピースホイールです。加工に手間がかかりにくく、あまりコストがかかりません。そのため、純正品のホイールの大半が1ピースホイールで作られています。
2ピースホイール
リムとディスクがそれぞれ独立し、2つの部品(2ピース)でホイールを形成しています。インセットの調整を数ミリ単位で行えることや、1ピースホイールと比べてデザインのバリエーションを増やせることが特徴的です。
3ピースホイール
アウターリム、インナーリム、そしてディスクという3つの部品(3ピース)でホイールを形成しています。
製造に手間がかかるため高額ですが、それぞれ別の素材や製法で作った部品を組み合わせられるため、オリジナリティのあるホイールを希望する方にぴったりです。
【デザインで見る】車のホイールの種類
最後に、デザイン性の違いからホイールの種類をチェックしてみましょう。エクステリアのルックスにこだわる方にとって、見過ごせないポイントです。
スポーク
車輪の中心から外周に向けて、放射線状にスポークを伸ばしたデザインです。軽量で熱を持ちにくいことがメリットですが、耐久性という面ではやや劣ります。
ディッシュ
ディッシュ(皿)という名前のとおり、円盤のような形状のホイールです。耐久性にとても優れている一方で、軽量化が難しく、燃費が悪くなりがちなことが欠点です。
メッシュ
メッシュのようにスポークが細かくわかれており、ラグジュアリー感のあるホイールです。スポークよりも強く、ディッシュよりも軽いため、バランスのよいホイールといえるでしょう。
フィン
ベーシックなスポークタイプをベースに、それぞれのスポークをより細く軽量化させたホイールです。冷却性が高く、高級感のある仕上がりになるため、取り入れる人が増えています。
まとめ
ホイールにはさまざまな種類があり、純正品から交換するだけで見た目を大きく変えられます。
素材、デザイン、そして構造によってそれぞれの雰囲気はまったく異なるので、自分の車に合ったホイールを見つけてカスタムしましょう。
車とホイールを合わせなければイメージができないという方には、「グローバルネット」のご利用をおすすめします。
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