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セダンの人気12車種を紹介!種類分けや選び方も解説

セダン 人気

高級感のある車に乗りたい方にとって、セダンは憧れの的ではないでしょうか。各メーカーがセダンの開発・改良に力を入れていて、メーカーの看板的な存在として扱われているセダン。

しかし、魅力的なセダンが多いだけに、どの車種を選ぶべきかわかりにくいことも確かでしょう。

そこで今回は、セダンのサイズや燃料別に見た種類の特徴を解説しながら、国産車・外車両方の人気セダンを合わせて12車種紹介します。

この記事を読めば、2021年に人気の車種から、自分に合ったセダンの選び方までのすべてがわかりますよ。

セダンとは、どんな車?

セダンという言葉はよく聞きますが、セダンとはどんな車なのかというところまでは正確に把握できていないかもしれません。セダンとは「2列シート」「4ドア」「エンジンルームと座席、トランクルームが分離」している車です。

似たタイプに「クーペ」がありますが、これは2ドアのセダンを表しています。

最近では、若者からの人気はミニバンやSUVに押されつつありますが、車にステータス性を求める人からは今も熱い支持を集めています。

セダンならではの高級感や安定した走行性能は色あせておらず、「プリウス」や「リーフ」といった、長年にわたって人気を維持し続けている国産車もセダンです。

セダンの種類

セダンは「サイズ」と「燃料」で種類分けされています。車種の選び方や人気車種のランキングをチェックする前に、まずは種類ごとの特徴を把握しておきましょう。

それぞれの違いを知ると、自分に合った理想的なセダンが見つかりやすくなりますよ。

車格(サイズ)による種類分け

セダンを種類分けする上で、昔から現在まで特に重視されてきたのが車格(サイズ)です。S・M・Lの3種類に分けることが一般的で、紹介した順番にサイズが大きくなります。

セダンはサイズ別に特徴が大きく変化するので、どんな性能を求めるかを考えた上でサイズを決めましょう。

Sサイズ

セダンの中で最も小型なのがSサイズです。メリットは小回りが利くことで、日本の道路事情にマッチした運転ができます。

大きさだけではなく、価格としても手ごろなところがSサイズの特徴で、はじめてセダンを購入したいと考えている人の入門編としても機能している種類です。

Mサイズ

SサイズとLサイズの中間に位置するMサイズには、個性的な車種が多くそろっているという特徴があります。デザインに凝ったものからスポーツ性能に長けたものまでさまざまで、ドライバーの理想を叶えてくれる1台が見つかります。

Sサイズよりも室内が広く、日常使いしやすいこともポイントです。

Lサイズ

豪華な内装を持ち、排気量も大きく、室内外のサイズが最も大きいセダンがLサイズです。本革シートを採用しているのが定番で、本物の木材を使った内装のものもあります。

これぞセダンという高級感のある車を持ちたい方は、迷わずにLサイズの車種を選びましょう。

燃料による種類分け

サイズだけではなく、燃料によってもセダンの種類は分かれます。

電気自動車やハイブリッドが代表格ですが、それ以外にも2つの種類があるので、順番にチェックしていきましょう。

EV(電気自動車)

EV(電気自動車)は、ガソリンの代わりに電気を使って駆動させるタイプです。ガソリンを燃焼せずに走行できるので、二酸化炭素を出さず、地球環境に優しいところが特徴。

静粛性も高く、走行性能と燃費性能の高さを両立させていることがメリットです。

HV(ハイブリッド)

エンジンと電動モーターの両方を搭載し、それぞれの電力を使い分けながら駆動させるタイプです。

たとえばエンジンが苦手とする低速走行時は、低速が特異な電動モーターをメインに使用します。運転性能を重視する人にとって魅力的といえるでしょう。

PHV(プラグインハイブリッド)

エンジンの仕組みとしてはHV(ハイブリッド)と変わりません。違いとなるのは充電の方式で、走行中に自動充電できるHVに対して、PHVは充電スタンドで充電ができます。

バッテリー切れのリスクを避けたい人は、PHVを優先するとよいでしょう。

FCV(燃料電池自転車)

FCV(燃料電池自転車)は、水素を動力として動く最先端のタイプです。水素と酸素の化学反応で電気を起こして走行するため、EVと同じように二酸化炭素を排出しません。

また、3分間の充電で約700kmを走行できるという燃費のよさも魅力的です。

セダンの選び方

セダンにはさまざまなタイプがあるので、ここまでの違いを整理してみて「結局、どれを選ぶべきかわからない」と思った人もいるかもしれません。

ここからは4つの項目に分けてセダンの選び方を細かく解説します。セダンの用途や乗車人数に応じて、最もマッチするタイプを選びましょう。

高級感などデザインで選ぶ

セダンは高級感が売りの車でもあるので、デザイン性で好きな車種を選ぶこともできます。セダンのデザインは王道から先進的なものまでさまざまで、個性的な車も目立っています。

運転していて気分が上がるような外観や内装のセダンを選ぶのがおすすめです。

サイズで選ぶ

セダンのサイズは、S・M・Lの3種類に分かれています。あまり運転に慣れておらず、小回りが利きやすいセダンが欲しければSサイズが適しています。

豪華な内外装を売りにしたセダンを希望するならLサイズを、SとLの中間のセダンを探しているならMサイズがおすすめです。

乗り心地で選ぶ

セダンには内装の設計にこだわった車も多く販売されています。たとえばLサイズの場合は本革シートが採用されることが多く、ラウンジのような雰囲気を味わえます。

また、静かなセダンに乗りたいという方には、作動音が小さく静粛性に長けたEVタイプがおすすめです。

価格・ランニングコストで選ぶ

車の価格も、セダン選びにおいて重要なポイントです。セダンには高級感を売りにした車種も多く、新車価格が高額になりやすいところがデメリットになっています。

コスパに納得できなかった場合は、中古セダンの購入も視野に入れるとよいでしょう。

【国産メーカー】セダンの人気車種7選

ここからは、セダンの人気車種を7つに絞り込んで、かんたんに特徴を解説していきます。

今回は、一般社団法人日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位」を参考に、車種をピックアップしました。

1:トヨタ カローラ

トヨタのカローラは、セダンの代表格ともいえる車種で、車に詳しくない人でも名前を聞いたことがあるでしょう。近年のモデルチェンジにより、低重心でスポーティーなデザインに生まれ変わりました。

加速性能の高さにも定評があり、1度でも運転すればカローラのよさを実感できるでしょう。

初代モデル発売年(歴史) 1966年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 190~300万円

2:トヨタ プリウス

親しみやすさを感じさせながらも、先進的・未来的なフォルムのプリウスは、老若男女から人気の高いセダンです。

普段の運転時にも燃費の高さを実感できますが、フル充電すると約4.5日間電力供給を続けられるため、停電・災害などの非常時にプリウスを経由して電気製品を使うことも可能です。

初代モデル発売年(歴史) 1997年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 260~360万円

3:SUBARU インプレッサG4

飽きの来ないベーシックなデザインでありながら、所々に洗練された美しさを感じられるのがインプレッサ G4の特徴です。

燃費状況や先進安全状況の作動状況は、6.3インチの大型ディスプレイに表示され、運転の快適さも際立っています。

初代モデル発売年(歴史) 1992年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 200~250万円

4:トヨタ クラウン

「いつかはクラウン」という言葉も流行した、押しも押されもせぬセダン界のレジェンドです。前席だけでなく、後席の快適性も重視した設計で、長時間のドライブでも同乗者全員が快適に過ごせるでしょう。

また、ゴルフバッグを最大4個まで載せられるラゲッジスペースの広さも魅力的です。

初代モデル発売年(歴史) 1955年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 490~740万円

5:マツダ MAZDA3

MAZDA3には、「引き算の美学」に基づいたシンプルながら計算されつくした上品なインテリアが採用されています。シートも美しい色合いと質感にこだわり抜いているところが特徴です。

エンジンは、新世代からクリーンディーゼルまで3種類のエンジンから選べます。

初代モデル発売年(歴史) 2019年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 220~300万円

6:日産 リーフ

運転中がもちろん、停車中にも電気の供給源として作用する日産 リーフは、自動車のありかたそのものを変えたセダンといっても過言ではありません。

全14種類のカラーバリエーションを持ち、他人と被りにくいカラーを選択できることもメリットです。

初代モデル発売年(歴史) 2010年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 330~410万円

7:トヨタ カムリ

華やかで気品あふれるGとX、スポーティーなWSの2スタイルから好みに合ったカムリを購入できます。

1988年にリリースされたカムリですが、モデルチェンジを繰り返し、先進性とインテリジェンスを融合させた外観・内観に仕上げられたロングセラーのセダンです。

初代モデル発売年(歴史) 1980年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 350~450万円

【外車・その他】セダンの人気車種5選

前述したように、セダンには国産車だけでなく外車にも有力な車種が多く存在します。新車価格は高額になりがちですが、リーズナブルな中古車を狙うのもおすすめです。

憧れだけでは終わらせず、実際に外車のセダンを購入する方法を探るためにも、それぞれの車種の特徴をご紹介します。

1:メルセデス・ベンツ Cクラス

すべての無駄をそぎ落としつつも、パワフルで上品なフロントグリルを残し、メルセデス・ベンツらしい上質なエクステリアを演出しています。

すべてのパワートレインを電動化することによって、モーター効率も極限まで高めており、ドライバーの意のままに操れるセダンです。

初代モデル発売年(歴史) 1993年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 650万円

2:メルセデス・ベンツ Sクラス

単なる移動手段というだけでは収まりきらない、動くリビングのような空間を誇るメルセデス・ベンツ最上級のセダンです。

乗る人の動作を読み取って反映させるMBUXは快適そのもので、メルセデス初となるリアエアバッグも採用 されています。

初代モデル発売年(歴史) 1972年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 1,300万円

3:BMW 3シリーズ

中央から2つに分かれたフロントグリル、鋭く放射線を描いたホイールなどのデザイン性と、スッと動き小回りが利く運転性能を併せ持つセダンです。

Euro NCAPでは総合5つ星を獲得するなど安全性能に関する評価が高いこともポイントといえます。

初代モデル発売年(歴史) 1975年~
乗車定員 5名
新車価格の目安 500~1,000万円

4:レクサス IS

「ドライバーの運転感覚を磨き上げる砥石のようなクルマ」というテーマで開発されたセダンです。実走テストを重ねながら、徹底的に使用感のよさを追求しました。

室内空間にも上質さがあふれ出ており、ドライバーにとって居心地のいいコックピットに仕上げられています。

初代モデル発売年(歴史) 1999年~(アルテッツァとして販売)
乗車定員 5名
新車価格の目安 480~650万円

5:レクサス LS

レクサス LSが初代から一貫して突き詰めてきたのが、「静粛性」と「乗り心地」。最新型のLSには、高度運転支援技術の「Lexus Teammate」が採用されています。

フォーマルシーンにも映える上質な装いで、レクサスの魅力を同乗者全員と共有できるでしょう。

初代モデル発売年(歴史) 1989年~(セルシオとして販売)
乗車定員 5名
新車価格の目安 1,000~1,800万円

まとめ

若者の人気はミニバンやSUVに移りつつありますが、セダンは現在もステータスの高い車として認知されています。

内装・外装ともにラグジュアリーな仕上がりのセダンに関心を持っている方は多いでしょう。この記事を参考に、自分に合ったセダンを選んでみてくださいね。

セダンは高級車であるがゆえに新車価格が高騰しやすいです。コスパを重視したいという方は、ぜひ「グローバルネット」で販売中のセダンにご注目ください。カスタムカーやコンプリートカーを含めた、理想的なセダンが見つかります。

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