近年人気を高めている車種といえばSUVです。街乗りからアウトドアまで、さまざまな用途で利用できるSUVの購入を検討している人は多いのではないでしょうか。
しかし、各メーカーから多くの車種が販売されているので、どの車種が自分に合っているのかは判断しにくいものです。
そこで今回は、SUVの人気車種をカテゴリー別に分けて、人気ランキング形式で14車種ご紹介します。
SUVの種類分けの基本や、自分に合ったSUVの選び方も解説しているので、SUVに興味を持っている人はぜひチェックしてみてくださいね。
SUVとは、どんな車?
SUVとは「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の略で、悪路でも走破しやすいアウトドア向きの車を指す言葉です。
そのため多くの車種が4WDで作られており、最低地上高も高めに取られています。内装は収容力が高い傾向にあり、多くの荷物を積み込むことが可能です。
最近ではSUVの人気が高まっており、幅広い世代から求められています。需要増に伴ってSUVも多様化しており、アウトドアに特化したモデルから、まるでセダンのような見た目のSUVまで登場してきました。
ライフスタイルや趣味、家族構成に合わせて、さまざまなタイプのSUVから好みの車種を購入できます。
SUVの種類
SUVの種類は、車格(サイズ)と構造によって大きく5種類に分かれます。
まずはどのタイプのSUVを求めるのかを整理しておくと、たくさんの車種の中から自分に合った車種を選びやすいです。SUVの5つの種類をそれぞれご紹介します。
車格(サイズ)による種類分け
車格(サイズ)次第でSUVの用途は大きく変わります。主に「軽」「コンパクト」「ミドル(フル)」という3つの種類に分かれるので、それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
軽SUV
まずは、スズキの「ハスラー」や「ジムニー」をはじめとする、軽自動車のSUV。普通車ほどのクオリティはありませんが、本格的なSUVに劣らないほどの性能を持つ軽SUVもラインナップに加えられています。
お手頃なこともあり、日本国内では特に人気の高い種類です。
コンパクトSUV
特に多くの車種が販売されているカテゴリーがコンパクトSUVです。小回りが利きやすいサイズ感なので、日本の道路事情・交通事情にもマッチしており、SUV初心者の方にもおすすめできます。
ヨーロッパでは「Bセグメント」として販売されている種類です。
ミドルサイズSUV
ミドルクラスセダンに匹敵するSUVで、その車格を生かした本格的なアウトドアに適した種類。小回りの利きやすさよりも悪路の走破性を重視する人から支持されていて、キャンプに使える相棒を探している人にもぴったりです。
また、ミドルサイズSUVを上回る車格のSUVは「フルサイズSUV」と呼ばれます。日本では主流ではありませんが、車内スペースがゆったりしているので、ファミリーカーとして使えるSUVを探している人は購入を検討する価値があるでしょう。
構造による種類分け
サイズだけでなく、構造によってもSUVの種類は区別されています。
クロスカントリーSUVとクロスオーバーSUVが2大ジャンルとなっており、それぞれ適した用途が異なるので、特徴を順番に見ていきましょう。
クロスカントリーSUV
砂漠や岩場といった過酷な環境下で走ることを前提に作られており、悪路を走ることが多い方におすすめです。
ボディにラダーフレームを採用しているところが特徴的で、多少の故障であれば走行不能になることはありません。また、故障時に復旧しやすいように、シンプルな構造で作られています。
クロスオーバーSUV
市街地や高速道路といった、舗装された道を走ることを想定して作られたSUV。走破性という面ではクロスカントリーSUVに劣りますが、その代わりに高級感がアップするところが特徴的です。
クーペのような外観を持ち、静粛性の高いクロスオーバーSUVも販売されています。
SUVの選び方
これまでに解説した5つのタイプから好きな種類を絞り込んでも多くの車種が候補として登場するので、結局どのSUVを選べばいいかわからなくなってしまいがちです。
そこで、スムーズに理想的なSUVに巡り合うために、より具体的なSUVの選び方を4つの項目に分けて解説します。
デザインで選ぶ
SUVというと大きくていかついイメージがあるかもしれませんが、クロスオーバーSUVの場合はクーペと見分けがつかないほどスタイリッシュなデザインです。
軽SUVやコンパクトSUVに目を向けると、コンパクトで可愛らしいSUVやツートンカラーのSUVもあるので、乗っていて気分が上がるデザインのSUVを探しましょう。
サイズで選ぶ
都市部の細い道路を走る機会が多い人や、小回りが利いて運転しやすいSUVを希望する人は、軽SUVやコンパクトSUVを選ぶとよいでしょう。
反対に、キャンプなどのアウトドアで使うことが多い人には、荷室が広く設計されていることの多いミドルサイズ以上のSUVがおすすめです。
乗車人数で選ぶ
2~3人で出かけることが多ければコンパクトSUVで十分ですが、4人以上で出かける機会が多いならコンパクトSUVでは手狭に感じてしまいます。
何人で乗るのか、誰と乗るのかといった点も考えながらSUVを選びましょう。
使うシーンで選ぶ
街乗りがメインなのか、それともレジャー・アウトドアがメインなのか、使うシーンに合ったSUVを選ぶこともポイントです。それぞれに適したSUVを順番に解説しましょう。
街乗りメインの場合
買い物や通勤、送迎などの目的で運転する機会が多いなら、軽SUVかコンパクトSUVがおすすめです。
この2つのタイプは小回りが利きやすいので、日本の道路事情にマッチします。運転のしやすさ、駐車のしやすさなどでメリットを感じられます。
レジャー・アウトドアによく出かける場合
キャンプなどのレジャー・アウトドア目的で運転する機械が多いなら、ミドルサイズSUVもしくはフルサイズSUVを選びましょう。
この2つのタイプは車内が広く、多くの荷物を積み込めます。走破性に優れた車種も多く、パワフルさを求める人にも向いています。
【軽SUV編】人気の車種3選
ここからは、人気車種の特徴を具体的に解説します。まずは軽SUVで人気の3車種をピックアップしましょう。
1:スズキ ハスラー
軽らしいエクステリアとカラーリングを残しながらも、シートが変形しやすく、広いラゲッジフロアを備えた軽SUVです。
ラゲッジアンダーボックスは取り外して丸洗いできる ので、アウトドアに最適。マイルドハイブリッドを搭載するため低燃費性にも優れています。
初代モデル発売年(歴史) | 2014年~ |
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乗車定員 | 4名 |
新車価格の目安 | 130~170万円 |
2:スズキ ジムニー
ラダーフレームを採用した頑丈な作りですが、路面状況に合わせて2WDと4WDを切り替える柔軟性も兼ね備えた軽SUVです。
本格4WDを目指して設計した車種なだけあって、安全性能にも磨きをかけており、デュアルセンサーブレーキサポートを導入しています。
初代モデル発売年(歴史) | 1990年~ |
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乗車定員 | 4名 |
新車価格の目安 | 150~180万円 |
3:ダイハツ タフト
ダイハツ タフトの特徴は、なんといっても室内の開放感でしょう。UVカット機能付きのスカイフィールトップからは、昼は青空を、夜は満天の星空を楽しめます。
リヤシートバックを前に倒すだけで完全フラットにできるので、大きな荷物も余裕を持って積み込める軽SUVです。
初代モデル発売年(歴史) | 2020年~ |
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乗車定員 | 4名 |
新車価格の目安 | 130~170万円 |
【コンパクトSUV編】人気の車種3選
続いて、コンパクトSUVの人気車種を3つご紹介します。
1:トヨタ ヤリスクロス
シャープなデザインで、日常・週末どちらもドレスアップして出かけられることで支持を集めています。
ラゲッジスペースの容量は390Lと広く、ゆとりのある開口幅を備えていることもメリットです。また、小物を収納するスペースが多いので、利便性の高さにも定評があります。
初代モデル発売年(歴史) | 2020年~ |
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乗車定員 | 5名 |
新車価格の目安 | 180~280万円 |
2:ホンダ ヴェゼル
クーペを思わせる優雅な外観のデザイン性と、シンプルで落ち着きを感じられるインテリアの調和が取れた、都会的なコンパクトSUVです。
スムーズな走り出しと静かな走行音も魅力のひとつで、運転に慣れていない人でも使いこなしやすい車種に仕上げられています。
初代モデル発売年(歴史) | 2013年~ |
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乗車定員 | 5名 |
新車価格の目安 | 220~330万円 |
3:ダイハツ ロッキー
17インチという大径のタイヤを備えながら、最小回転半径は5.0m と小回りが利きやすく、街乗りに向いたコンパクトSUV。
前席と後席の間が900mmも離れているため、後席でも足を組めるほどの余裕があり、大人数でアウトドアを楽しむ人にもぴったりです。
初代モデル発売年(歴史) | 1990年~ |
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乗車定員 | 5名 |
新車価格の目安 | 170~200万円 |
【ミドルサイズSUV編】人気の車種8選
ミドルサイズSUVはSUVの魅力をいかんなく発揮できるため、国産車から外車までさまざまな車種が販売されています。
特に人気の高い8車種を順番に見ていきましょう。
1:トヨタ ハリアー
外観・内観ともにエレガントな作りで、一見するとSUVとは思えないような見た目ですが、ゴルフバッグを3個収納できるほどのラゲッジスペースを備えています。
燃費性能の向上と操縦安定性を両立させた「E-Four」を採用し、雨や雪道でもパワフルに付き進めるミドルサイズSUVです。
初代モデル発売年(歴史) | 1997年~ |
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乗車定員 | 5名 |
新車価格の目安 | 300~500万円 |
2:トヨタ ランドクルーザー
本格オフローダーとしての力強さを全面に出したフォルムで、これぞSUVという安心感があります。過酷な運転環境に耐えられる安全性能と室内のゆとりも特徴的です。
2021年8月発表の新型ランドクルーザーには予約が殺到しているため、納車までに1年以上がかかる見込みと発表されています。
初代モデル発売年(歴史) | 1954年~ |
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乗車定員 | 5~7名 |
新車価格の目安 | 510~800万円 |
3:トヨタ RAV4
過酷な路面状況を意に介さずに突き進む圧倒的なパワーと走破性、そしてオフロードを走るために生まれたかのようなタフなスタイリングを持つSUVです。
「好きにまみれろ!」というキャッチコピーのとおり、どんな趣味にも付いてきてくれる頼りになる1台といえるでしょう。
初代モデル発売年(歴史) | 1994年~ |
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乗車定員 | 5名 |
新車価格の目安 | 270~400万円 |
4:マツダ CX-5
骨太で安定した構えと品格あるフォルムからは大人の風格を感じられます。マツダらしい鮮やかなボディカラーも相まって、スポーティーで個性的な雰囲気のあるクロスオーバーSUVです。
人間工学に基づき設計されたシートなので、後列に座る同乗者からも好評を得られるでしょう。
初代モデル発売年(歴史) | 2012年~ |
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乗車定員 | 5名 |
新車価格の目安 | 260~350万円 |
5:スバル フォレスター
悪路での走行性能に長けたシンメトリカルAWDを採用し、普通の車では運転をためらうような雨や雪でも安定した走行を実現させます。
普段使いもしやすいサイズ感なので乗りやすく、泥や水滴を室内に持ち込ませない「クリーンサイドシル」が配置されていることもメリットです。
初代モデル発売年(歴史) | 1997年~ |
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乗車定員 | 5名 |
新車価格の目安 | 300~330万円 |
6:ホンダ CR-V
「メカのスペースは最小に、人のスペースは最大に」というホンダの理想が詰め込まれたSUVです。
ゆったりした2列目は1アクションでフラットにでき、大きなトランクを3つ載せても十分に余裕のあるラゲッジスペースが生まれます。
初代モデル発売年(歴史) | 1995年~ |
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乗車定員 | 5~7名 |
新車価格の目安 | 330~450万円 |
7:レクサス NX
レクサス NXならではの無駄や遅れのないスピード感あるレスポンスは、機転を利かせることも求められるアウトドアにおいて頼りになります。
SUVであることを忘れてしまうような運転性能ですが、ゆとりあるスペースはSUVそのもので、ゆったりとくつろげる仕上がりです。
初代モデル発売年(歴史) | 2014年~ |
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乗車定員 | 5名 |
新車価格の目安 | 450~610万円 |
8:メルセデス・ベンツ Gクラス
メルセデス・ベンツが誇るクロスカントリービークルとして誕生したGクラスは、クラシカルな外観のSUVを求める人にぴったりです。
どこか頑固さを感じさせるような典型的なデザインですが、最先端ディーゼルエンジンとテクノロジーを惜しげもなく積み込み、驚くほどの快適さを発揮しています。
初代モデル発売年(歴史) | 1983年~ |
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乗車定員 | 5名 |
新車価格の目安 | 1,200万円 |
まとめ
SUVは日本国内でも急激に人気を高めていて、さまざまなメーカーから特徴的な車種が販売されています。
アウトドアに適した車高の高いモデルというイメージがあるものの、クーペと見間違うほどスタイリッシュなデザインのSUVも多く、都会の雰囲気にもマッチする1台を見つけられるでしょう。
「グローバルネット」でも、国産車を中心に多くのSUVを販売中です。独特なカスタムを施したSUVの取り扱いも豊富なので、オリジナリティあふれるSUVもお求めいただけます。
日本全国に陸送で販売ができるため、気に入ったSUVを見つけたら、ぜひお気軽にご相談・ご注文ください。