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ミニバンの人気12車種を紹介!種類分けや選び方も解説

ミニバン人気

開放感があって多くの荷物も積み込めるミニバンは、男性・女性を問わず人気を集めています。

今回は、ミニバンに用意されている5つのクラスを順番に解説し、人気12車種をまとめました。選び方にも触れているので、ミニバンの購入を検討されている方はぜひ注目してください。

ミニバンとは、どんな車?

ミニバンとは、3列シート・定員6名以上の普通自動車を総称したジャンルです。車内長・車内高が高いことが特徴的で、開放感があり、多くの荷物を積み込めることから人気を集めています。

また、子どもからお年寄りまでが乗り降りしやすく、快適に過ごせる空間に作られているところが特徴となっています。

ミニバンの種類

ミニバンのクラスは大きく分けて5種類です。一般的には、クラスが大きくなるに連れてサイズが大きくなり、そして高級感も増す傾向にあります。

人気車種や選び方を知る前に、まずはミニバンの基本となる各クラスの特徴を把握しておきましょう。

SSクラス:コンパクトカーサイズ

コンパクトカーがベースになったクラスで、小回りが利くところが特徴的です。日本の道路事情に合っているため運転しやすく、街乗りにも向いています。

3列目はあまり広く取られていませんが、効率的な設計で作られていて、3列シートをアレンジできるモデルも多いです。

Sクラス:5ナンバーサイズ

SSサイズよりも車内長が長く、低重心で走行性能が安定しやすいクラスです。SSクラスの場合はスライドドアが中心ですが、Sクラスになるとヒンジタイプのドアもラインナップに加えられています。

それにより用途も広がりやすく、ライフスタイルに合った車を選びやすいでしょう。

Mクラス:ベーシックサイズ

Sクラスと同じ5ナンバーサイズに該当しますが、Mクラスからは車内高が高くなり、本格的なミニバンとみなされます。3列目の足元にも余裕が出る広さですが、車体が大きすぎることはなく、街乗りも楽しめるでしょう。

ミニバンのクラスの中で1番人気のカテゴリーであり、各メーカーが多くの車種を投入しています。

Lクラス:3ナンバーサイズ

Lサイズは3ナンバーサイズのミニバンで、ロールーフタイプで走行安定性の高さが魅力です。

後述するLLサイズと比べると車高が低く、車内空間の広さはあまり感じません。しかし、Mクラス以前と比べて高級感が増すことが多いです。

LLクラス:ビッグサイズ

車体がとても大きく、車内空間もゆったりしているため、3列目に座る人も快適に移動できるのがLLクラスです。車体に合わせてエンジンの排気量も大きくなり、パワフルさが増します。

内装の高級感も増すので、ホテルラウンジのような雰囲気を持った車を選ぶことも可能です。

ミニバンの選び方

ミニバンの5つのクラスにはそれぞれ特徴があり、向き・不向きが異なります。

どのクラスを選べば満足いくカーライフを送れるのか、3つの項目からミニバンの選び方を解説していきましょう。

サイズで選ぶ

ミニバンを選ぶ際に特に注目したいのがサイズです。街乗りがメインで運転しやすいミニバンを希望しているならば、SSクラスやSクラスを選びましょう。

3列目にも人が乗ることが多い、あるいはたくさんの荷物を積んで出かけることが多いならば、5ナンバーのMクラス・Lクラスがおすすめです。

車内の広さに加えて高級感も欲しいという場合はLLクラスを軸に、Lクラスも選択肢に含めながら車種選びをしましょう。

まずはミニバンを買った後にどうやって使うことが多いのかを考えて、快適に使いやすいクラスに絞り込むことが大切です。

荷室の広さで選ぶ

クラスによってボディサイズそのものはほぼ同一になるものの、荷室の広さは車種によって大きく異なります。荷室の広さを重視するのか、人の快適さを重視するのかで適した車種が異なります。

また、車種によってシートアレンジにも違いが出てくるので、シートの使いやすさにも注目しましょう。

本体価格・燃料の良さで選ぶ

初期コストやランニングコストにも要注目です。最近のミニバンには多くのハイブリッド車も投入されており、燃費の良い車も選択できるようになりました。

ただし新車価格は高くなる傾向にあるため、コスパを重視するのであれば、中古車の購入も検討しましょう。

ミニバンの人気車種10選

ここからは、ミニバンの人気車種をランキング形式でご紹介します。今回は一般社団法人日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位」を参考に車種選びを行いました。

それぞれの車種の特徴やボディサイズ、新車価格の目安などを順番にチェックしていきましょう。

1:トヨタ アルフォード

アグレッシブなフロントグリルを備えつつも品格を感じさせるアルフォードは、室内空間が広くラグジュアリーなことでも人気を集めています。

スライドドアやバックドアの開閉・施錠・開錠のしやすさにもこだわった設計で、子どもからお年寄りまで安心して乗り込めるよう作り込まれています。

初代モデル発売年(歴史) 2002年~
乗車定員 7~8名
新車価格の目安 400~740万円

2:トヨタ ヴォクシー

より身近でオーソドックスなミニバンでありながら、都会的でスタイリッシュなデザインに設計されています。

シートアレンジの豊富さに特徴があるため、街乗りからアウトドアまで多彩な用途で楽しめます。また、インパネの形状が工夫されて、ミニバンとは思えないほどの視界の広さを確保しました。

初代モデル発売年(歴史) 2001年~
乗車定員 7~8名
新車価格の目安 280~340万円

3:ホンダ フリード

シリーズ累計100万台の出荷を達成している人気のミニバンです。最大の特徴は治癒内空間の広さで、1~3列目までゆったりした足元のスペースを確保しています。

また、シート間に通路といえるほどの隙間を設けているため、車内に乗り込んでからの移動も楽です。

初代モデル発売年(歴史) 2008年~
乗車定員 5~7名
新車価格の目安 200~210万円

4:トヨタ シエンタ

縦にも横にも広い空間を設けており、車内でシートを広げて食事をしたり、足を伸ばして車内泊をしたりといった使い方ができます。

スイッチを押すだけでスライドドアを開錠・オープンできるので、すぐ隣に車が駐車していても気にせず乗降車が可能で、乗り込み口も地上から330mmという人に優しい設計です。

初代モデル発売年(歴史) 2003年~
乗車定員 5~7名
新車価格の目安 180~260万円

5:日産 セレナ

7~8人乗りのクラスではNo.1の広さとシートアレンジで、どんな家族でも快適に過ごせる空間を持つことで人気を高めています。

前方から後方まで360度をカバーするセンサーを生かした安全性能の高さと、e-POWERによる静粛性の高さにも定評があり、とことん家族向きに設計されたミニバンです。

初代モデル発売年(歴史) 1991年~
乗車定員 7~8名
新車価格の目安 270~420万円

6:トヨタ ノア

滑らかな曲線を描くエレガントな外観と機能性の高さで、利用する人の笑顔を生み出すミニバンです。

特に注目すべきなのは、多くの荷物を積んでもすっきりした見た目にしてくれるインパネ一体型の大型コンソールでしょう。温熱シートを採用しており、冷え性にお悩みの女性も快適に過ごせます。

初代モデル発売年(歴史) 2001年~
乗車定員 7~8名
新車価格の目安 260~340万円

7:ホンダ ステップワゴン

車内長3,220mm、車内高1,405mmというゆとりのあるサイズが特徴的なステップワゴンは、1996年に販売を開始して以降、ホンダの代名詞として活躍してきました。

3列目の視界も確保しているため圧迫感がなく、長時間の運転でも疲れにくいところが人気の秘密です。

初代モデル発売年(歴史) 1996年~
乗車定員 7~8名
新車価格の目安 270~410万円

8:トヨタ エクスファイア

「真の上質とは何か」を追求した外観と内装で、本物を知る大人をも納得させています。レバーひとつでスライド操作が可能で、2列目は足を伸ばしても、組んでも余裕の広さに。

頭上が広々していて出入りがしやすいため、お買い物の後も無理な姿勢を取らずに乗り込めるミニバンです。

初代モデル発売年(歴史) 2014年~
乗車定員 7~8名
新車価格の目安 300~350万円

9:トヨタ ヴェルファイア

ダイナミックでクールな装いで、車内も落ち着きと高級感にあふれています。コックピット周りの設計は大きくてタッチしやすく、老若男女のドライバーを支える仕上がりです。

万一に備えた安全性能にも抜かりがなく、アルフォードとはまた違った魅力を放っています。

初代モデル発売年(歴史) 2008年~
乗車定員 7名
新車価格の目安 420~510万円

10:ホンダ オデッセイ

あえて重心を低く設計し、走行安定性を極限まで高めているところがオデッセイの特徴です。まるでセダンのような走りを味わえますが、2列目・3列目にはリクライニングできるスペースも確保。

運転席と助手席にはパワーシート、2列目にはプレミアムクレードルシートを採用しています。

初代モデル発売年(歴史) 1994年~
乗車定員 7~8名
新車価格の目安 350~460万円

その他おすすめのミニバン車種2選

惜しくもランキングのトップ10には食い込めなかったものの、多くのファンに支持されている2つの車種も追加でご紹介します。いずれも魅力的な車種なので、選択肢に加える価値はじゅうぶんにありますよ。

1:日産 エルグランド

都会を走っていても目を引くような洗練されたデザインですが、大自然にも不思議とマッチするスケールの大きさが魅力です。

胸のすくような颯爽とした走りを実現させる走行性能と、2列目の頭上にもサンルーフを設けた明るい室内空間もエルグランドならではの特徴です。

初代モデル発売年(歴史) 1997年~
乗車定員 7~8名
新車価格の目安 370~500万円

2:トヨタ ハイエース ワゴン

圧倒的な全長を誇るハイエースワゴンは、足回りや空力面でも優れており、車格の大きさをものともしない加速性能を誇ります。

用途に合わせて3つのワゴンタイプから選べる万能性も魅力的で、上質な空間と広い荷室スペースを確保したLLクラスの「グランドキャビン」はまさに圧巻です。

初代モデル発売年(歴史) 1967年~
乗車定員 10名
新車価格の目安 290~370万円

まとめ

ミニバンは街乗りからアウトドアまでさまざまな用途に対応でき、今や1番人気ともいえるカテゴリーです。

用途に合わせてSS~LLという5つのクラスから選べるところや、シートアレンジや高級感などで車種による個性が際立つこともミニバンの魅力となっています。

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